8月28日の商談SHOWCASEのコーナーには、株式会社Anewのキャドレック・クリストファー・ヒトシさんにお越しいただきました。
クリスさんが代表を務めていらっしゃるAnewは、建築の設計、デザインから施工まで一貫して引き受けられている会社さんです。最近は店舗、オフィス、住宅の内装業をされることが多いとのこと。
昨晩はクリスさんや社長たちで沖縄料理店で7時間(!)、ハブ酒のソーダ割り「ハブボール」を飲みつづけたという話から始まりました!
7時間お話しする中で出てきたのは、社長のおばさんが買い上げたという温泉の話。
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https://anew.co.jp
今回の商談SHOWCASEはこの温泉宿にまつわる相談トークになりました。
社長のおばさんは、5年ほど前から長野で温泉施設をやっているそう。しかし、一緒に運営されている方が体調を崩してしまい仕事ができなくなってしまったため、施設を売りたいという話になったのだとか。
「きのうその話をしたときに、クリスさんと「一緒にプロデュースしたらおもしろいんじゃない?」と盛り上がってね。」
クリスさん「そうですね。ただ売ってしまうだけではもったいないので、きちんとブランディングして、建物を再生させて、付加価値をつけて、という。」
「チームラボの話とかにもなってね。そういう催しもセットにしたらいいんじゃないかってね。」
クリスさん「年に何回かそういう人にイベントやってもらうみたいなのもできますよね。横のつながりでいろんな方と知り合えたので、おもしろいことあったら「集まれ!」って言って(笑)」
クリスさんの周りには、おもしろいもの・ことに対してフットワークの軽い、すてきな方々が集まっているんですね。
いまは設計、デザインと施工を引き受けていらっしゃるクリスさんですが、元々、職人さんとして足袋を履いて現場のお仕事をされていたこともあるそう!
「職人さんをされていた方がデザイン方面のお仕事をされるようになるって珍しいですよね?」
クリスさん「そうですね。僕が育った環境っていうのが、アメリカ人の父と日本人の母のあいだで2つの文化に触れながら生活する環境だったので、職人をしながら「もっといろいろできるのでは?」と思って、ほぼ独学で建築を学びました」
そんなクリスさんだからこそ、お話はどんどん膨らみ、盛り上がっていきました。
「コンセプチュアルな施設ができるといいですよね。芝桜が綺麗なところで、長野の山奥で……ってなると、単純にインバウンドの需要もありそうだし。」
クリスさん「温泉宿売るってなったらいろいろやり方はありますよね。再生させて売る、っていうのもいいでしょうし、自分たちで運営してもいいでしょうし、企画して投資家さんを募って一緒にやっていくっていうのもアリでしょうし…。」
「温泉宿に関しては落ち着く空間をどれだけ追求できるかというのが大切かもしれませんね。」
漠然とした社長のおばさんの温泉宿の話からスタートしましたが、具体的な運営の仕方にまで話は進みました。
最後はクリスさんが描く今後のビジョンの話に。
「クリスさんは今後のビジョンをどんな風に考えられてるんですか?」
クリスさん「いまベースとしてる事業はもちろん、事業に関わってくれた人たちと集まって、なにかおもしろいことができるような体制を現実的に整えてやっていくということを考えてますね。」
「一つひとつの力は小さいかもしれないけど、集まれば大きいことができる…というのは、僕の会社のビジョンというよりは思想の部分になりますが、僕の目指しているところです。」
「みんないいものを持ってると思うので、それを活かす場、環境を僕が作れたらいいなと思っています」
「それができた暁にはまたハブボールを…(笑)」
「そうですね(笑)きょうはそろそろお時間ですが、またハブボールで盛り上がりましょう!」
とコーナーは締めくくられました。
終盤、ひらめが、
「クリスさんの人柄が伝わってきますね…。みんなとやっていく人だっていうことが、オーラにムンムン(?)表れてる!」
と言ったとおり、クリスさんが「みんなで集まる」ことの大切さを強く感じていらっしゃることが端々にうかがえる商談SHOWCASEでした。
クリスさん、お越しくださりありがとうございました!
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