5月21日のコンサルさんいらっしゃいのコーナーには、企業出版プランナーの浅沼紀夫さんにお越しいただきました。
浅沼さんは、大手出版社であるダイヤモンド社で編集員として36年にわたりお仕事をされていらっしゃいました。
企業出版関係のお仕事をたくさんされていらっしゃる浅沼さん。
とりわけその部門にはお詳しく、いままでいろんな社長さんに取材をなさってきました。
今年3月に円満退職され、いまは自分の経験を生かすことができればと思案中なのだそうです。
「僕は浅沼さんととあるランチ会でご一緒して…そこから仲良くさせていただいております。どんな社長だとビジネスが成功できて、反対にどんな社長だと成功できないのか。共通点があれば教えていただきたいなと思い今日はたのしみにしていました。その辺のお話を詳しく聞かせていただいてもよろしいですか?」
浅沼さん「大企業の場合は一概には言えないんですが、ベンチャー系の経営者の方々に関しては「ブレーンの言うことに対して聞く耳を持てるかどうか」というところが一番、会社の成長を左右するのかなと思います。」
経営者の得手不得手に対して、不得手を補うような方の意見を積極的に取り入れられるかどうかが会社の分かれ道になるのだそうです。
「僕も社長として耳が痛いですね…。成長の速度についてはどうでしょうか?」
浅沼さん「成長速度については、会社と時代とが合うかどうかで速度感は違うと思います。しかし、速度に関わらず、自分の会社の背骨をしっかりと作れるかどうか。これが息の長い会社を作れるかどうかという問題に直結するように思いますね。」
「成長のスピードはあまり気にせず、軸をきちんと作れるかどうかが重要ということですね。」
「意思決定のスピードについてはどうでしょうか?」
浅沼さん「自分の決定に腹をくくる、そのスピードが早いか遅いかということだと思います。肝心なタイミングで腹をくくりきれないと、うまくいくものもうまくいかなくなってしまったりするのではないでしょうか。」
「単刀直入にお聞きしますが、ダイヤモンド社さんなどの出版社に取材される会社になるにはどうしたらいいんでしょうか?」
浅沼さん「自分の考えや商品について誠実に、正攻法でアプローチできる人になることでしょうか。いつもネタになる人やモノを探している編集者たちに見出してもらうというイメージです。」
「編集者はみんなネタを探しているというのは、当たり前のようで盲点かもしれないですよね。ネタには困ってなくて、半ばコネで取材する会社さんを決める…というような勝手なイメージがあったりもします。でもまっすぐアプローチして、見出してもらうということが大切なんですね。」
浅沼さん「そうですね。良いものは良いし、悪いものは悪いので、アプローチに変な技術はいらないですね。」
「歴戦の編集者なら一目瞭然ということですね。自分たちがやりたいことを愚直にできるのかどうかが大切なのか…!」
15分ではとても足りないようなお話で、ヨッシーも社長も短い時間ながら真剣にお話を聞いていました。
「ビジネスとなるとどうしても、自分自身テクニックで乗り切りがちなところもあるので、すごく気づきの多い時間となりました。改めて自分たちの足元を見つめ直す機会を作らないとなと感じました。」
教えていただいたことを参考にして、にじの広報社もどんどん成長できるようにチーム全員で頑張っていきます!
浅沼さん、色々なご経験で培われた貴重な情報を惜しみなくお話しいただき、ありがとうございました!
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