2月27日のコンサルさんいらっしゃいのコーナーには、一圓克彦さんにお越しいただきました!
一圓さん「はじめまして。顧客リピート総合研究所株式会社という、リピーターさん作りに特化したコンサルティング会社の経営などをしております。」
社長と一圓さんは10年来の友人で、互いを「つくぴー」「かっちゃん」と呼ぶほどの親しい間柄。
「一圓さんはたくさんおもしろい話をお持ちなんですよ。たとえばほら、銀座のカエルのガマ口の話とかね」
一圓さん「じゃあその話から…いやらしい話にもなりますが(笑)」
一圓さんは30代のある時期、「まぐれ当たり」で年収が1億円くらいあったそう。明らかにお金目当てで近づいてくる人がいたりして、ふさぎがちになったんだとか。そんな時期にしていたある趣味があったそうで…。
カエルのガマ口にアメックスのブラックカードを忍ばせてそれを首から提げ、ボロいTシャツにビーサンという出で立ちで外出。ハイブランドのショップで「ここからここまで全部ください」と言って一旦不審がられた後、ガマ口からカードを出して「あっ、いつもありがとうございます!」と態度を一変される、その様子を見るのを趣味にしていたのだとか。
一圓さん「ちょっともう病んでたんですね(笑)」
「もうむちゃくちゃですね(笑)」
顧客リピート総合研究所株式会社のお仕事をされるきっかけになったお話についてもお聞かせくださいました。
一圓さん「居酒屋でビールを1杯100円にしたら客足は増えたんですが大赤字になってしまいまして…。広告が出せなくなってから客足は1/5になってしまったんですが、そのときにはじめて黒字が出て」
そこから客単価とリピートを増やすことが鍵だと気づき、そのふたつの要素にフォーカスしたところ本当に黒字続きになっていったそうです。
これまで12社ほどの会社を経営されてきた一圓さんですが、どこでも客単価とリピート数を増やす策を講じてきたのだそうです。
「客数を増やしがちですけどね。そうじゃなくてというね」
「リピーターさんになってもらうにはどうしたらいいんですか?」
一圓さん「リピーターさんの種類って3つあってですね。「同経験」「異経験」「時系列」ってそれぞれ僕が名付けたんですが」
「同経験」は同じ経験を求めてリピートする行為のこと。
例えば、はじめて行ったお店でチーズケーキを食べたら美味しかったので、またそのチーズケーキを食べに行くという行為です。
これはなかなか意図的に作れるものではないそう。
そこで、一圓さんは「異経験」を作り出しましょうとセミナーなどで話すのだそうです。
Aという商品を購入した人が次に必要になるものは何かなと考えて、それを売ることが「異経験」をもたらすのですね。
一圓さん「お客さんがリピートする理由ってただひとつで、「面倒臭いから」なんですよ」
大切な言葉が飛び出しました。
その商品が好きだから、気に入っているから、というのは後付けの理由に過ぎず、人間は「面倒臭い」からリピートする。
この感情に寄り添うのがリピートを作る秘訣なのだと。
「言われてみれば、好きなファッションブランドとかもそうですよね。「好き」とは言いつつ、好きな系統の服を他のブランドのショップとかでわざわざ探し当てるのが「面倒」だからいつも同じお店で済ませようとする」
一圓さん「そんな感じですね♪」
いろいろなことを経験されてきた一圓さんの本質を突くお話は、販売中の『顧客リピート大全』という音声データに盛りだくさんなので、ご興味のある方は是非一度チェックしてみてください!
とても軽妙にお話しされるので、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
一圓さん、貴重なお話をありがとうございました!
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